社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第27章 不器用な男の愛し方
椿姫は昼過ぎに中山と話をし、見送った後、少し目が腫れてしまったため、タオルを濡らして腫れが引くまで目元に当てた。
『中山さんに、思っている事全部ぶちまけちゃったな~。
・・・はぁ・・・私ってめんどくさいな~。』
顔も心も落ち着かせたら、中山の買ってきてくれた服を確認する。
『いっぱい買ってくれたみたいだけど・・・
なんでお高級なショップの袋まであるんだろう?
ほとんどが私に合わせたユニク〇とかしま〇らとかだから、まだ良いんだけど・・・』
椿姫が日頃から使っている店の服から確認した後、勇気を出してブランド物の袋を開けた。
『ナニコレ?
・・・あっ!バックだ!可愛い!』
中に入っていたのは、財布や携帯等の必要なもの程しか入らないサイズのバックだった。
『小物も入れられるところもあるし、財布とメモ帳とか入れても余裕ありそうだな。
これぐらいで丁度いいな・・・さすが中山さんだな・・・
・・・・・ああ"ーーーーーー!
忘れてた!お金!私支払ってない!!
ど、ど、ど、どうしよう・・・
でも、今お金ないんだよな・・・
よし!給料とか入ったら、この分のお金を返そう!それまで待ってもらおう!
後でレシートもらおう!
・・・さすがにカタクリさんには、言ってないよね?
カタクリさんに言っていたら、この支払い全部カタクリさんの気がするし・・・
(ダラダラダラダラ)いやっ、ないないないない!
さすがにここまで気が回らないでしょう?
あ、でも・・・今日って中山さんも仕事だよね?
昼間に私の服買いに行くのに、カタクリさんに許可もらわないわけないよね?
・・・カタクリさんが来てから考えよう。』
1人自問自答で解決した後、次は下着ショップの袋を開け、中身を取り出した。
『・・・・・・・・・
これは、また、ずいぶんと、どれも、すんごいもの、えらんだんだ、ね・・・・』
出てきた下着は全て、普段椿姫が着ない派手なものばかりだった。
黒・赤・紫・青のものや、ピンクや白のレース・スケスケのもの。さらに、布面積の少ないものまであった。
ちなみに、全てのセットに普通のショーツと同じTバックまであったのだから、椿姫は倒れそうになった。
『Tバックって・・・・・いつ穿けと?
穿くことなくない?』