社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第23章 絶縁宣言
椿姫はカタクリを見上げて、視線を合わせた。
『そんな事が・・・』
カ「だから椿姫、お前に誓う。
世界中の誰もがお前を、椿姫を気味悪がったり、嫌ったりしても、俺は、俺だけは、椿姫を肯定して、味方でいる。
一生、椿姫の傍で、椿姫を好きでい続ける。」
『カタクリさん・・・』
カ「椿姫、愛してる。
お前の顔も、目も、眼差しも、身体も心も...全て愛しいんだ。」
『カタクリさんは...なんでそんなに嬉しい言葉ばかりくれるんですか?
ずるいです・・・あの後に、こんなこと言うなんて。』
カ「あの後だからだ。
惚れた女には、笑っていて欲しいだけだ。
お前の憂いは俺が全部取り去ってやる。
だから、椿姫は気にせずいつでも笑っていろ。」
『・・・・ぅ・・・・カタクリ、さ、、ん...』
椿姫はまた目に涙を溜めていく。
『すい、ま、せ・・・・うっ・・・ひっ・・・
今、だけ...今だけは....泣かせて下さい。
(これが、最後だから。この涙が引いたら、後は笑えるだろうから。)』
カ「あぁ、思う存分泣け。」
カタクリの握りしめたままだった手を顔まで持ってきて、また縋るようにして泣き始めた。
カタクリはそんな椿姫の肩を引き寄せて、腕の中に閉じ込める。
椿姫の涙が引くまで、2人は暫くその状態のままでいた。
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車がそろそろ椿姫の今の会社に着こうとする頃、カタクリは椿姫に説明をした。
カ「椿姫はただ、会社を辞めると、メインドーナツに行くということだけ言えばいい。
後は俺たちが処理する。」
『"俺たちが"?
えっ?今はこの車しかないですよね?
他に誰かいたんですか?』
カ「あぁ。シャーロット関係の部下と、メインドーナツの俺の部下がそれぞれ向かってる。」
『シャーロット関係は何となく察しますが、メインドーナツの関係者が来るのは?』
カ「これからやろうとしている事に、必要な人間だ。
椿姫は気にしないで良い。」
『・・・そうですか。』
家族の問題は無事に終わった椿姫。
次はカタクリと近くで入れるようにと、会社へ決着を付けようとするのだった。