社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第23章 絶縁宣言
車が椿姫の実家に停まると、先にベッジの部下たちと共に車を降りると、家の近くで待機していたベッジとも合流した。
『昨日は助けていただきありがとうございます。』
椿姫はベッジに会って早々、昨日件のお礼を言っていた。
べ「良いんだ、椿姫嬢。
むしろ怖かっただろう?知らねぇ男が止めに行ったんだからな。」
『いいえ。カタクリさんから聞きましたので、今はもう。
それに、あの時止めていただけたので、あれ以上は何もされなかったので助かりました。』
べ「いや、俺たちがたどり着くのが遅かった。もっと早くに見つけていれば、あんなことにはならなかったのにな。」
『もう終わったことです。気にしないでください。』
べ「・・・おめぇは優しいんだな?」
カ「ベッジ、椿姫に惚れるなよ。
椿姫は俺のもんだ。」
カタクリは後ろから椿姫を抱きしめる。
『っ!!...カタクリさん!ここでヤキモチ焼かないでください!////////』
べ「・・・別に狙ってねぇよ。」
カ「お前たちには椿姫の荷物を運び出してもらう。
椿姫、部屋の場所は?」
『2階の一番奥の部屋です。
その部屋の中にある荷物が全部です。
最低限、着替えと貴重品があれば十分です。』
べ「・・・おめぇら、全部持ち出すぞ?」
「「「はい!ファーザー!!」」」
ベッジを先頭に椿姫の家の前に集まる。
椿姫は後ろの方でカタクリと並んで待つ。
ベッジがインターホンを押した。
カ「この家のインターホンに映らないか?」
『大丈夫ですよ。田舎特有のボタンだけインターホンです。
カメラも応答機能もありません。
すぐ出てくると思いますよ。』
カ「防犯カメラなどは?」
『そういったのもありません。
このあたりは大体夜ぐらいしか鍵をかけないし、日中はほとんど開けっ放し。
たまにお隣さんが来て、野菜を置いていくくらいで、特に盗難とかもありませんので気にしないいんですよ。』
カ「昔の日本のようだな。」
『そんな感じですね。』
カ「うちじゃ考えられねぇな。」
『田舎だからですよ。東京でこんなんできませんもの。』
2人が話をしていると、中から椿姫の母親が出てきた。
母「はい~。どちら様で・・・は?」