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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第19章 NGワード



彰子「椿姫ちゃん、最初に今も無意識に追いかけてるって言ってたけど、そんなに囚われてるの?

それに何人か好きになった人がいるって、前に言ってたわよね?」

『・・・確かにいたよ。
好きになった人は。・・・さっき言った2人以外だと、他に8人くらいね。』

彰子「以外と人数いたのね?」

『結構毎年のようにって感じ。
最近...というか、今の会社入ってからはめっきりで、。』

彰子「と、なると19歳あたりまで?」

『そうだね。

......中1で悠吾に振られたあと、やけになってた時があったんだけど、その時に励ましてくれた人がいたの。
同じクラスでね、優しくて、どこか暖かくて、ちゃんと私の内面まで見てくれる人だった。
いつも一緒ってわけじゃ無かったけど、何かある度話をしていた。
他の男子よりもね。
傷心の中での彼の私への接し方に、好きになるのはあっという間だった。

彼と1年同じクラスで過ごして、2年に上がる時に聞いちゃったんだよね。
放課後に忘れ物を取りに教室に来た時に、彼が他の男子と話をしてるところを。

私としょっちゅう話をしてたり、仲良くしてるのに疑問に思った男子が、彼に聞いたの。
「國生と結構話とかしてるけど、どう思ってんだ?」
って、そしたら彼、
「悪くはない。悪くはねぇんだけど、デブすぎる。もっと細いヤツじゃねぇと。」
って言ってたの。
確かにその時、というか、学生時代は太ってたよ。
でも、私の中身じゃなくて、見た目で、体型で決められた。

そこからなの。"悪くない"が、私にとって恐怖でしか無くなったのは。』

彰子「3人目から?」

『そう。

ある人は「悪くない。でもスタイル良くないと」とも言われたし、「悪くないけど、トロい」って、前座のように"悪くない"が付いて、その後に何かプラスされるの。
"見た目キツい"って言われた時もあったし、"俺より強そうで、尻に敷かれそう"って言われた時もある。

ある時は、"悪くない"って言っておきながら、"お前ならもっとお前に似合うヤツがいる"って、慰めなのか、私と付き合いたくない言い訳なのか・・・そう言ってきた人もいた。』

彰子「随分な物言いね?」

『社会人になって、前の会社辞めたあと、時間があるからって遊び歩いた時もあった。

その時に出会った人もいて、一目惚れした時もあったの。』

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