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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第15章 報告と着飾った姿



コンテスト終了後、シャトルバスでホテルに向かう前に椿姫は結果を近藤に知らせるため、担当SVである小林を連れて電話できる場所まで移動していた。

小林「なんで僕もなの?國生さんが自分で報告すれば良いんじゃない?」

『私の結果が悪ければ、私から報告しても"プププ、やっぱりそうだったか"って簡単に信じてもらえますが、今回は私の結果が良すぎたために、"最優秀賞だった"と言っても、"嘘はいかんよ、堀内くんがだろ?"って返されるだけです。

絶対に信じてもらえないので、小林さんから連絡してもらった方が近藤さんも信じざるを得ません。

なので、お願いしますね?』

小林「・・・なるほど、確かに言えてるね。國生さんの会社は上職者が君に対しての対応が目に余るものがあると考えると、確かに妥当な判断だね。

よし!何すれば良い?」

『ありがとうございます。

まずは私から電話をかけます。結果を報告するときに小林さんに代わってもらいます。その時に結果を言ってください。それに一言添えていただければ、信ぴょう性もあがりますので、出来ればお願いします。

その後再び私に変わり終了です。』

小林「分かった。

じゃあ、その電話が終わった後に、写真を近藤さんに送るよ。

さっきの集合写真はメインドーナツ本社の人間は、すぐデータで送られるからね。ほら」

小林は椿姫に携帯の画面を見せた。

『本当だ、さすがはメインドーナツ。やることがはやいですね。

それを見せれば、より真実だとわかりますね。

よし!じゃあ、電話かけますね。』

椿姫は電話をかけ、近藤が出るのを待った。
結果がわかったらすぐ連絡してくれと言われていたため、すぐ電話に出るだろうと思っていたら、案の定すぐに通話開始の音がなった。

近藤「〈はい。近藤です。〉」

『お疲れ様です。國生です。

今、お時間よろしいですか?』

近藤「〈あぁ、接客コンテストの結果か?どうだった?どうせお前はダメだったんだろう?〉」

近藤の余計な一言に、眉間にシワを寄せる椿姫。

『はい。その件について、公平に小林さんから結果をご報告します。よろしいですか?』

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