社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第11章 友人として
ぺ「・・・もしかしたら、カタクリはまだ自分の恋心に気がついていないんだろうな。
女遊びはしてきても、恋愛は初心者ということか。
それも、ここまでとはな。ペロリン♪」
ダ「ペロス兄、そんな優しい表現じゃダメだ。
恋愛童貞だ。あまりにも情けねぇぞ。」
オ「あぁ、どうしたものか・・・」
ダ「そうだ!ペロス兄、もう椿姫に頼むしかないんじゃねぇか?」
オ「アイツはカタクリの気持ちに、気がついているんじゃないか?
あとはアイツのカタクリへの気持ちだが・・・」
ぺ「あぁ、おそらく気がついているな。ペロリン♪
それに、椿姫もカタクリに好意を抱いているだろうな。」
ブ「あたしもそう思うわ。
椿姫を見ていると、カタクリお兄ちゃんを何処か愛しい目で見てるもの。」
ダ「なら、カタクリからより、椿姫から」
ぺ「多分無理だな。可能性は低い。」
オ「何故だ?!カタクリの好意に気がついているなら、応えられるだろう?
もしかして、年齢の事とか気にしてるのか?」
ブ「あたしも、無理だと思うわ。
それに年齢とか関係ないと感じる。」
ぺ「・・・椿姫は今まで、誰かと付き合うことは無かったらしい。
過去に何かあったのか知らんが、散々だったのか、
"こんな私が誰かと付き合うのは無理"と言っていたし、
カタクリが"悪くない"と言った言葉に対して、過剰な反応をした。
"悪くない止まりで、少しも女として見られ無い""彼女の候補に入らない""慰めも聞き飽きた"
と言っていた。余程のトラウマがあるんだろうな。ペロリン♪」
オ「恋愛童貞と、恋愛にトラウマを抱える2人か」
ブ「カタクリお兄ちゃん、もしかして椿姫に言っちゃいけない言葉を言ったってこと?」
ぺ「あぁ、おそらくな。
今までの男に言われた同じ言葉に、"カタクリも自分に対して好意は持っていない"と考えているに違いない。」
ダ「カタクリの椿姫への好意は店舗査定に行く前からあったのにな。」
ぺ「カタクリを幸せに出来るのは椿姫しかいない。
アイツがいるだけでカタクリは幸せになれる。
なら、まず椿姫に幸せを与えないとな。ペロリン♪
カタクリの方から自覚させる。
トラウマの方がやっかいだ。」
「「「そうだな(ね)」」」