社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第2章 店舗査定?
あの私の心の叫びから5ヶ月後のこと。
『店舗査定?』
店長「そうそう。昨日、店にメールが来てたんだけどね、どうやらメインドーナツ本社の幹部がうちに来て、店内の状況とか見に来るらしいよ。」
『でもそれって、本社の担当SVの小林さんが定期的に来てるのと変わらないですよね?
それならこんなにかしこまって言わなくても良いですよ。』
店長「いやーね、僕もそう思ってたんだけど、今回の査定は特別なんだって。
なんでも今回は小林さんではなく、上の幹部だけくるみたいなんだ。小林さんは他店舗で忙しいんだって。」
『その幹部が超重要人物だから、店内とかではなくわざわざレストランエリアのファミレスに来たわけですか?』
店長「そう、正解!さすがだねSVさん。」
『はぁー。嫌味ですか?!
言っときますけど、こうなったのも全てあなた(店長)が悪いんですからね!!!
・・・で、誰なんです?その超重要人物というのは。』
店長「うぅーん。それが、、、ねぇ。。。」
『勿体ぶらないでくださいよ!
そんな店長の反応。絶対誰が来るか分かってるじゃないですか。』
店長「...本当に聞きたいんだね?」
『はい。事前情報は大事ですから。』
店長「その人物は、、、
メインドーナツの社長、シャーロット カタクリさん...だよ。」
『?!.....っえぇっ!シャーロット社長が来るの?!な、何で?
うち直営店じゃないのに...』
店長「お、お、お、落ち着け、落ち着け。
........シャーロット社長は常に忙しい身だが、
それでも直営店、フランチャイズ関わらず、自分の店がどういう状況にあるかを定期的に見回ってるらしい。
それも全国的にも相当数ある店舗に毎年回ることは、時間のないシャーロット社長には不可能だから、年ごとにエリア(見回る店)を決めて回っているらしいよ。
それで今年はうちのイオン杜丘店と、駅前店が対象になったって訳。」
『関心しますね。まじめ...というか、
どういう建物の中にあって、どんな顧客がいて、
ここの店ではこういうのが売りなんだ
って言うのを自分で確認したいんですね。』
店長「うん。そうらしいね。」
『・・・でも逆もしかりですよね。
あまりにも酷い店とか、スタッフいたらすぐ指導対象にして
毎日研修三昧。
それだったら精神やられそう。』
店長「グサッ」