• テキストサイズ

社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第8章 店長研修は夢がたくさん



ホテルに着き、車に積んでいた椿姫のキャリーバックを降ろすとホテルに入る。
館内はとても高級感漂う作りとなっており、椿姫は思わず萎縮してしまう。

カタクリはフロントでルームキーを受け取り、椿姫を部屋まで案内する。部屋の前まで着くとルームキーをかざして、扉を開けた。

カ「ここが椿姫が4週間泊まる部屋だ。

大体そろえているが、何か足りないものがあればフロントへ連絡しろ。」

『こ、ここ、こんな素敵なお部屋・・・いいんですか?』

室内は前回泊まったスイートルーム程ではないが、1人で過ごすには広すぎるほどの大きさで、室内にはトイレ・バスルーム別はもちろんの事、アメニティーも完備されている。
そして極めつけが室内の1角に用意されているキッチンだ。

カ「毎日外食となると飽きるだろうと思って、キッチン付きの部屋にした。

ここも自由に使ってもらってもかまわない。」

『調理器具も全部そろってる!』

カ「椿姫が食べた分の代金はあとで支払う、それまでは立て替えてくれ。

領収書かレシートをあとで提出してくれれば問題ない。」

『あの、別に私自分の食費ぐらいは自分でやります。』

カ「・・・普段の給料で食べていけるほどもらえているのか?」

『うぐっ!』

カ「もし領収書を出さなかったり、食事を抜いたりしたら、椿姫の財布に自動的に1万ずつ入っていくと思っておけ。

それが嫌であればしっかりとレシートを提出しろ。」

『・・(買うだけ買って、ホテルに置いておこう。

ただでさえ私のためだけに何十万もかかってるのに、更にお金をかけさせるわけにはいかない。

私にはそんなに支払ってもらう義理も能力もないのに。)』

カ「ちなみに言うが、椿姫が研修に行っている間は毎日部屋清掃を入れるようにしてある。

その際に、もし買っておいて食べ忘れたや、わざと食べずに置いておいたりしたら、その情報が俺にくるようにしている。

そうなったら・・・わかるな?」

『ビクッ!ひぃっ!!(バレてる!!私の思考バレてる!!)

・・・わかりました。カタクリ社長。』

カ「それと、本社ビル内はその呼び名で良いが、出たらその呼び名はやめろ。良いな。」

『あ、はい。』

この後椿姫は翌日からの店長研修の準備を行うのだった。

/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp