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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第8章 店長研修は夢がたくさん



『"店長!大丈夫ですか?顔色も悪いし、休んだらどうですか?1日くらいなら何とかなりますよ!"

って言ったんです。そしたら、

"大丈夫。國生さんだってしんどいのに、休ませてあげられなくてすまないね。"

って返されたんです。その大丈夫に信用なかった私が、

"何か抱えているものがあったら教えて下さい!不安や心配事などは私にも話してください。私は店長と同じ社員です。他の人には言えないことでも、私はしっかり聞きます!受け止めます!例え、店長が重病を持っていても、オカマでも、見放したりしません!"

って言ったんですよ。それを言ったら、段々彰子ママが本性を私に言い始めて・・・そこから彰子ママの顔色も良くなって、あの店の雰囲気に変わっていったんです。

まぁ、最初他の従業員には言いづらかった彰子ママに私がわざとオネェ言葉言って、彰子ママが返していくって繰り返していくうちに、バイトの子もパートさんもみんなわかってきて、店内でも素を出すようになったって話です。』

カ「・・・お前は人をよく見てているようだが、それは昔からか?」

『癖なんです。人を観察するのが。

そうして生きてきたから、私の今の接客があるんです。』

カ「そうか...なぜ外見にこだわらない?

普通は外見を見て決めるものだが。」

『私は外見に囚われたくないんです。

外見がいくら素晴らしくても、中身が酷かったら、私は信用出来ない。
そう言う人間が嫌いなんです。

外見よりも中身が大事ですから。』

カ「何かあったのか?」

『外見ばかり気にする人達と生きてきましたからね。

もう嫌なんですよ。見栄えばかりが良いと思う人たちと接するのは。

それに、本当に醜いのは"人の面着た悪魔"だと私は思ってます。

もうある意味、化け物に近いですよ。』

カ「...辞めようとは思わなかったのか? 」

『(何も言わない...か...話したくはないんだね...絶対に)
何回も思いましたよ。

でも、地元で他に良い企業もないし、あっても私のスキルじゃあ雇って貰えない。

1番の理由は私の持つスキルは他会社には通用しない事ですね。』

カ「県外は考えなかったのか?」

『県外で生活出来そうにも無かった。行ったとしても1人暮らしで生活出来る財力も無いと思ってましたから、この状態です。』

カ「...そうか。」

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