第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
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鯖尽くしの昼食の後
夕方位まで釣りを楽しんだ僕らは、港に戻った
それから、乗船したものとばかり思って置いていってしまった村上さん達と合流して
港の近くのレストランで夕食を済ませて
そのまま皆でホテルに戻った
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「智くん、そう言えばさ」
「ん?なぁに?」
部屋に戻って早々にシャワーを浴びていた僕が、お風呂場から出てくるのを待ちかまえていたように
まだお湯で濡れた僕の体を抱き締めながら翔くんが言った
「ほら、智くんが最初に釣った巨大鮫!……あれ、どうしたの?」
「ああ、アレね(笑)」
僕は、翔くんに抱き締めながら何とか濡れた頭を拭くと、翔くんの腕の中で反転して翔くんの胸に抱き付いた
「なんかね、二ノが記念に持ち帰るんだとか言って、デッカい水槽を積んだトラックに乗っけてたよ(笑)」
「は!?…も、持ち帰るって…どこにあんなの置くんだ!?(汗)」
「たぁちゃんちだってさ(笑)」
僕は面食らう翔くんにムギュっと抱き付いて甘えると、ちょこっとだけ顔を上げて翔くんを見た
「……そんなコトより、さ」
「そんな事より?」
僕の顔を愛おしそうに見詰めながら、翔くんがまだ湿っている僕の髪をなでる
僕はその甘く優しい感触にうっとりと目を閉じた
「ん………そんなコトより………2人で世界初の奇跡に向かって、励まない?///」
「え?////」
翔くんの、僕を抱き締めた腕にグッと力が入る
ついでに、僕の股間のあたりに硬くなったモノが当たる
僕は、そんな翔くんが愛おしくて…わざとソコを刺激するように、ゆっくりと腰を揺らした
「……ねぇ、翔くん……そんなコトは絶対に無いとは思うけど……
……こんなに愛し合ってるんだもの……神様だって、なんかの間違いで赤ちゃんを授けて下さるかも知れないでしょう?///」
「さ、ささ……ささささ/////」
僕は、ゆっくり瞼を開くと
真っ赤な顔してふんふん鼻息を荒げている僕の可愛い旦那様に
そっとキスをした
「………だからね、翔くん………
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…………しょ♡」
「致しましょおーーーッ!!!!/////」
「きゃっ////」
翔くんは大興奮して僕を抱き上げると、一目散にベッドルームに走った
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