第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
「お刺身は無理だなぁ〜……釣り立てのお刺身、翔くんに食べさせてあげたかったのになぁ///」
「智くん///」
「でもまあ、仕方無いもんね
…えと、鯖味噌とタツタ揚げと塩焼きだっけ?」
「うん!後塩焼きッ!!」
「……塩焼きが一番好きなんだね(笑)」
智くんは可愛くうふふと笑うと、俺の肩にこてんと頭を乗せた
「じゃあ、早速お料理しようかなぁ」
「うん!俺手伝うよ!!」
「お兄ちゃんは作業の邪魔にしかならないでしょ!」
俺が手伝う気満々で腕捲りしたら
妹が俺と智くんの間に割って入って来た
「な、なんだよ!!」
「だから、邪魔になるって言ってるの!
……はいっ!!」
妹はグイグイ俺を押し退けると、抱っこしていた七海を俺に押し付けた
「な、何だよはいって!!(汗)」
「お兄ちゃんは七海の面倒見てて!
お母さん!お母さぁ〜ん!!」
「はいはい」
妹は七海を俺に押し付けたまま母さんを呼ぶと
鯖の入ったクーラーボックスを引きずって智くんの腕を引っ張りながらキャビンに行ってしまった
.