第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
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「Σんがっ!!智くんと二ノは何処に!?」
「智さんと二宮さんでしたら、お二人でキャビンの中へ行ったようですが?」
「Σぬわんだって!?」
(しまった!!茂に気を取られて二ノが智くんの唇を沖縄に着いてこっち、ずっと付け狙っていたのを忘れてた!!)(←そうなの?)
俺は慌ててキャビンに向かった
「智く〜ん!さぁ〜としくぅ〜〜んっ!!///」
「はぁ〜ぃ?」
キャビンの中に駆け込むと、奥から智くんの爆裂カワユイ御返事が
「Σさ、智くんッ!どどど何処に居るのッ!?」
「ここだよぉ♪」
高級ホテル仕様のキャビン内をキョロキョロ見回すと、奥のキッチンらしき場所から智くんのぷりてぃなお顔がちょこんと覗いた
「Σ智くんッ!!無事ッ!!?」
「へ?」
「まだ出航もしてない船のキャビン内で何の危険があるっつうんですか」
キョトン顔の智くんの後ろから、二ノがぬるっと顔を出して呆れた様に言った
「あるだろ!危険だらけだろっ!!智くんは俺のなんだぞ!!!俺のなんだからなっ!!!!/////」
俺は必死で智くんにしがみついた
智くんは俺に抱き潰されながら、ほんのり顔を赤らめると俺を抱き返した
「翔くんったら、もぅ///」
「だって智くん、急にいなくなっちゃうからっ!!///」
「ごめんね?一言掛けてから行けば良かったね…心配しちゃった?///」
「……うん///」
「んふふ////」
智くんは嬉しそうに笑うと、俺の顔を覗き込んだ
「翔くんは、心配性だなぁ///」
「だってだって(泣)」
「でも、そんなトコも…すき///」
照れ笑いする智くん
メガカワユス
「智くぅう〜〜ん♡」
「翔くん♡」
「さとちくん♪」
「しょおくん♪」
「……またかよ」
毎度お馴染みのアレ(笑)に突入した俺達を見て嫌そうな顔をすると、二ノは
「適当に調理場を確認しといて下さい」
と言ってキャビンから出て行った
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