第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
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「………で、二ノを相葉くんに任せて、酔いつぶれてた智くんを部屋に運んで寝かしたって訳」
「ん〜……僕、そんなに呑んだっけなぁ///」
智くんは何だか辛そうに頭を押さえながら苦笑いした
相葉くんと一緒に、智くんが軟禁(笑)されている二ノの元へ行き
泥酔した智くんを奪取して部屋に戻った俺は
相葉くんの言い付け通り(←言い付けて(笑))智くんをベッドに寝かせた
酔って何時も以上に色っぽくなっている寝姿に、若干(若干?)の興奮を覚えるものの
何とか踏みとどまって、俺も一緒にベッドの中に潜り込み
何時も通り智くんをムギュッと抱き締めて眠りに付いた
元々、何時もよりも寝た時間が早かった事もあり
飲み過ぎによる頭痛の所為なのか、夜中に目覚めてしまった智くんのぷりてぃーぼいすに俺も目が覚めて
智くんに何故自分が元居た部屋のベッドで寝ていたのかを訊ねられて、教えてあげた訳なんだけど
智くんはさっきから、眉間にしわを寄せてこめかみを押さえている
「……智くん、なんか辛そうだね(汗)」
「ん、……頭痛いの///」
「随分強いお酒を沢山呑んだみたいだもんね(苦笑)」
「うぅ〜…覚えてナイんだってば///」
俺は、ちょっとふて腐れた顔をしている智くんの頭を撫でた
「ははは、今、頭痛薬持ってきてあげるよ」
「ありがとぅ///」
「うん、待っててね?」
俺はベッドで抜け出すと、急いで鞄の中からお薬セット(←常に智くんが常備しているらしい)を取り出した
「えぇ〜っと、鎮痛剤、鎮痛剤っと………あ、あった♪」
説明書きを確認して、中から薬を一錠出し、冷蔵庫から水のペットボトルを取り出す
俺はそれを持って、智くんの所に急いで戻った
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