第23章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(後編)、の巻
僕はガンガン脈打つように痛む頭を抱えて、溜め息を付いた
「うぅ〜ん……どうして僕、此処にいるの?」
「………ぅ〜ん///」
「あ///」
頭を抱えながらブツブツ言っていたら、翔くんが起きてしまった
「んん〜……あ〜、智くん目ぇ覚めたのぉ///」
「うん……ゴメンね翔くん、起こしちゃって///」
「んなこと良いよ///」
翔くんはふにっと笑うと、僕の頬に自分のほっぺを擦り付けた
あんなに酷かった頭痛が、ちょっと楽になった気がした
「うふふ///……ねぇ、翔くん」
「ん〜?」
僕は、半分寝ぼけながらほっぺをスリスリする翔くんから顔を離して訊いた
「んねぇ翔くん
僕、何で此処にいるの?二ノは?」
「ん〜?ふふふ…智くん覚えて無いんだ(笑)」
翔くんはクスッと笑うと、また僕にほっぺを擦り付けながら
僕が何故二ノのお部屋から戻って来ることが出来たのか教えてくれた
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