第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
「じゃ、行こうか(笑)」
笑いながら立ち上がった相葉くんの後に続いて部屋を出て、智くんが居る隣の部屋に向かう
相葉くんが鍵を開けて玄関のドアを開けると、むわっと酒臭い匂いが鼻をついた
「な、なんだ!?(汗)」
「……随分飲んだみたいだね(笑)」
先に部屋に入った相葉くんが、呆れたように笑う
その視線の先を見たら、お互いに絡みつくように抱き合って床に転がって爆睡する智くんと二ノの姿が…
「Σさっ、智くん!?///」
「泡盛飲んでたのかぁ……しかもコレ、かなり強い奴だな(笑)」
相葉くんは手に取った泡盛のボトルをテーブルに戻すと
二ノをヒョイッと抱き上げた
「俺は二ノをベッドに寝かすから、櫻井くんはおーのくん連れ帰って寝かせてあげて」
「う、うん、解った(汗)」
「じゃ、お休み(笑)」
「お、お休み(汗)」
俺は落ち着き払った笑顔で二ノを寝室に連れて行く相葉くんの後ろ姿を見送ってから
真っ赤な顔して爆睡する智くんを、そっと抱き上げた
「……全く、どんだけ飲んだんだよ、智くんたら(苦笑)」
「ん〜………しょうたんとこ帰るぅ///」(←寝言)
「うん、帰ろうね?///」(←だから寝言だってば)
「んふぅ〜///」(←笑ってるし(笑))
俺は、幸せそうにふにゃふにゃ笑って眠る可愛い嫁を、大事にこの腕に抱いて
自分達の部屋に帰って行った
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