第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
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「はぁ〜」
(…智くん、何してるのかなぁ)
俺は、空なった皿を無意味につっつきながら溜め息をついた
相葉くんと二人で夕飯を食いつつ、お互いの恋愛観について語り合っている間も
俺はずっと、愛しのマイスイート嫁のコトが気掛かりでならなかった
(…すぐ隣の部屋に居るって言うのに…何で一緒に居られないんだ?)
「はぁ〜〜……」
俺は寂しさの余り、また大きな溜め息をついた
「どしたの櫻井くん?」
「どうしたってそりゃ……あのさ」
「ん?」
俺はテーブルの上に顎を乗せると、下から相葉くんの顔を見上げた
「…隣の部屋に智くんの様子見に行っちゃダメかな?///」
「今行く?」
「ふぇ?」
相葉くんはにっこり笑うと頬杖を付いて言った
「後で一回部屋に戻るつもりだったからさ、俺
このままコッチの部屋で寝るにしたって、着替え持って来ないとなんないから」
それを聞いて俺はガバッと立ち上がった
「行く行くっ!今行くっ!!///」