第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
ソファーに座って時計を見ると、時刻はもうすぐ七時になるところで
集合時間は過ぎていたものの、夕食の時間にはまだ間に合う時間だった
「あぁ、飯ね。もうすぐ部屋に届くんじゃないかな?」
「え?……部屋?」
「うん。櫻井くんとおーのくんが具合が悪いからって言って、部屋に夕食を届けて貰うようにお願いしたんだよ」
「んなコト出来んの?」
「二ノがその気になれば、大抵のことは出来んの(笑)」
「……(汗)」
二宮財閥の御曹司恐るべし(←笑)
「でもねぇ、おーのくん絡みじゃなきゃ、伝家の宝刀は抜かないらしいよ、二ノ(笑)」
「ふぅ〜ん」
「だからね、そんなコトしないとは思うけど、本気でおーのくん泣かすようなことしたら、櫻井くん、大変な目に遭うからね(笑)」
「え゙」
あ、相葉くん…それは、そんなに爽やかな笑顔で言うことなのかな?(汗)
「…でもさぁ、二ノってホント、智くんのコト好きだよねぇ……
………って、ご、ゴメン(汗)」
(相葉くんの前で俺は何を…)
目の前で、恋人が他の人を好きだよねなんて言われたら嫌に決まってるのにとか思って焦って謝ったら
相葉くんは全く気にしないと言った顔で笑って言った
「うん、そうだねぇ、二ノにとっておーのくんって、特別な存在なんだろうねぇ」
.