第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
Σ嗚呼ッ!!
智くんが、智くんがッ…!!!
「智くんが素敵すぎるぅうッ!!!!////」
「んきゅ////」(←また抱き潰された(笑))
「はぁ…ホンマに仲ええなぁ、お宅ら」
いつも通りの俺の所行で可愛く抱き潰される智くんを見て、村上が溜め息をついた
俺は智くんを抱き潰したまま、村上に言った
「お前さ、その彼女…あ、男だから彼女じゃねぇのか?
まあ、いいや
とにかく、その人の何処が好きだったんだよ?」
「何処って…そら、お前…色々やん///」
彼女(?)の好きな所を訊かれて、急に照れ出す村上
「あのさ、その色々って、性別関係あるのか?」
「…え?」
俺は智くんを抱いた腕を少し緩めて、智くんの顔をじっと見詰めた
「俺は別に男に興味があった訳じゃないし、恋愛対象は確かに女の人だったけどさ
智くんに恋に落ちるのに、そんなもの何の関係も無かったよ」
「……翔くん///」
顔を赤らめて俺を見つめ返す智くん
こんなに可愛くて愛しい存在は他に居ない
性別なんかそんなもん、女だろうが男だろうが、どっちだって同じだ
「俺は、智くんが智くんである限り、どんな形で出逢っても、必ず智くんに恋をするよ…
…だって智くんは、俺の愛する大切な…運命の人だから」