第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
(何時か、もう二度と、君が悲しい夢にうなされなくなるように…
…全身全霊を掛けて、君を愛すよ…
……智くん……)
「愛してるよ、智……君を、誰よりも、何よりも……
………愛してる」
「ん、ん………」
もう一度
薄い塩味の頬に唇を押し当てたら、智くんが寝返りを打って、俺に抱き付いた
「んとに………可愛いなぁ///」
「……んん〜」
そう言って
可愛い俺の奥様の、その艶やかな唇にキスをしたら
智くんが何だか困った顔をして、ごにょごにょ寝言を言った
「ん〜………しょおくんったらぁ……
……おしゃべりはぁ……ごっくんしてから…………だょ」
「……え(汗)」
「んふぅ……///」
智くんは抱き付いた俺の胸に顔を擦り付けながら、幸せそうな溜め息をつくと
また、夢の中に落ちて行った
(……なんだかなぁ(苦笑))
夢の中でまで、智くんにお世話されているなんて、何だか情けない話しなんだけど
そんな風に、夢の世界でまでもお世話されちゃってる自分が
ちょっと、嬉しかったりする俺だった(笑)