第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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「今日は本当にごめんね翔くん」
「智くんが謝る事なんか何にもないでしょ?」
(悪いのは変な事智くんに吹き込んだニノなんだから(苦笑))
俺は家に帰るとすぐに智くんから事の顛末を全て聞いた
(しかし…相葉くんが浮気ねぇ…)
人は見かけに因らないもんだ
「浮気っていってもハッキリしないみたいだよ?
ニノも、三年目の浮気ぃ〜♪とか言って、全然呑気なんだもの」
「ふーん?」
俺は智くんが浮気なんてしたら、気が狂っちゃうかも
「僕なんか、もしも翔くんがって考えただけでも気が狂いそうなのに」
「…え?」
「ん?」
…同じコト考えてたの?
「…智くん…おいで?」
「ぅん///」
広げた腕の中にすっぽり収まる俺の可愛いひと
「誰が何て言おうが、そんなの関係ない。俺たちは、俺たちだもんね?」
「…うん」
世間様の常識とか、定説とか、そんなもん俺らには関係ない
ご近所の冷たい眼を一人占めにするくらいの最強のバカップルになってやる!!(←どんな!?)
「大丈夫!俺らは心のもっと深いトコで…
そう!魂で繋がってるから!!」
「…え?」
「…んん?」
智くんが可愛い涙目をまんまるにして俺を見た
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