第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
「今日も何時もので良いの?」
「うん。…お願いしやす」
「どしたの翔くん?」
元気の無い声を出す俺を心配して、智くんが下から俺の顔を覗き込んだ
これまた、むっちゃ可愛い
「……しちゃうぞ」
「え?」
「そんなに可愛くしてると、ちゅうしちゃうぞ」
「え///」
顔を赤らめて、ぷるぷるむにむにリップを押さえる智くん
…限界です(笑)
「この、可愛い子ちゃんめっ!!///」(←笑)
「んぅう///」
ゴチッ
下から覗き込んだ智くんの唇を奪いに行った為、智くんの可愛い頭がカウンターに激突してしまった(汗)
「Σうおぅっ!!
ゴメンね智くんっ!!痛かった?!!」
「こんくらい痛くないってば(苦笑)」
焦ってスリスリと智くんの後頭部を擦る俺に、智くんが苦笑いを浮かべた
「そう言えばさ」
俺らの様子を何時も通りニコニコしながら見ていた相葉くんが、リザーブのボトルをカウンターに置きながら言った
「明日、ニノが櫻井くんち行くんだって?」
「うん、そうなの」
俺に後頭部を撫でられたまま、智くんが答えた
「そう。じゃあさ、ついでで良いからさ」
相葉くんはコトンとグラスを二つカウンターに並べて、ニッコリ笑った
「ニノがコソコソ会ってる男のコト、訊いてみてよ」