第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
「……ちょっと」
(ちょっと、浮気のお手伝いを、ってか?(号泣))
「ちょ、ちょっと櫻井さん?!」
イキナリ目の前で涙を大量放出させる俺を見て、ニノが珍しく焦った様子で言った
「アンタ本気で尋常じゃなくおかしいじゃないですか!マジでどうしたんですか!?」
「もう良いんだ…俺はには何も言えねぇよ…へへ…へへへ…」
「……重症ですね」
ニノは溜め息をつくと俺の腕を掴んだ
「アンタがそんなじゃ大野くんが益々余計な心配しちゃうじゃないですか。
話を聞いてやるから、ちょっと来なさい」
ニノは俺の腕をガシッと掴むとそのままグイグイ引っ張って店を出た
俺は半分引きずられるようにして店を出るとニノの腕を振り解いた
「ちょっと来なさいって、俺まだ仕事中…」
「アンタのケチくさい仕事より大野くんの精神衛生保持の方が重要です」
ケチくさい仕事って何だよ(怒)
そりゃ、仕事より智くんの方が大事だけども!!(←笑)
「ほれほれ、早く行きますよ」
「ちょっと待ってマジ待って!せめて電話くらいさせてくれっ(汗)」
俺は再びニノに腕を引っ張られて連行されながら、ぶっちょに電話をした