第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
僕は、相変わらず人を鼻で笑う潤くんをチロッと睨んだ
「大体ね、ちゃんと決まった時間にご飯食べないと身体に悪いんだから!」
「…ホント、相変わらず可愛いのな(笑)」
「ば、バカにしないでよっ///」
また真っ赤になった僕を見て、ニノが溜め息混じりに呟いた
「バカにはしてないでしょうがよ(苦笑)」
「…そぅ?」
小首を傾げる僕を、腕組みをして笑いながら見ていた潤くんが
「あぁそうだ」
と言って組んでいた腕を解いた
「丁度良い。独りで喰うのも味気ないから付き合ってくれないか、昼飯」
「えっ?」
「誰がエロ潤なんかと行くもんですか!」(←さとちの代わりに答えるニノ)
「近くに俺が良く行く会員制のレストランがあるんだが、今の時間は丁度デザートブッフェをしてるんだよ」(←でもニノはスルー(笑))
「え?///」(←行きたい)
「駄目ですよ大野くん!帰りにアンタがお代わり自由状態になっちゃいますよ!!」(←お代わり自由状態て)
「滅茶苦茶旨いんだよなぁ…あの店のタルト」(←悪い顔して笑ってます)
「えぇっ?////」(←めちゃめちゃ食べたい)
「駄目ですって…」
「全部、俺の奢り。」
「行きましょう」(←笑)
結局
潤くんの“俺の奢り”の一言で陥落したニノが
「大野くんの貞操は俺が適当に守ります」
と言う、何とも頼りにならない宣言をして、潤くんのランチに付き合うコトになってしまった