第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
「智お前、献血なんかしたのか?どちらかと言えばされる方なんじゃないか?」
潤くんは今しがたニノと僕が出て来た献血ルームにちょっと目をやってから、ニヤリと笑った
「な、何だよ、される方って///」
「フッ……お前は相変わらず直ぐ赤くなるのな(笑)」
「!!///」
大好きだったその手が、頬に触れる
その冷たい感触に、ざわっと背中が粟立つ
「ちょっと、エロ潤。コレはよそ様の嫁だぞ」
潤くんの手を僕の代わりに跳ね退けて、ニノが潤くんを睨み付けた
「良いじゃないか、ちょっと触るくらい」
「ダメです。触り方がエロいから」
「や、やだニノったら////」
「…ソコでアンタが赤くなってどうすんです(苦笑)」
「だって…///」
僕はなんだか恥ずかしくて、赤くなった顔を隠すように俯いた
「…本当に、相変わらずだな」
「……」
甘いその声に誘われるように顔を上げると、トロケそうな程甘い視線と目が合った
「////」
「大野くん、見ちゃダメです!この人に眼で犯されますよ!」
「ニノ、お前な…俺を何だと思ってるんだ?」
「だから、エロ潤」
「………」