第16章 夫婦喧嘩は犬も食わない?、の巻
(…お、お母さんな智くん…)
赤ちゃんを小脇に抱えて…
“おかえりなさい、アナタ♡”
“ただいま、お前”
“お疲れ様♡
今晩御飯の支度しますね♡”
“その前にお前が食べたいな、なんてな。”
“あん、ダメょアナタぁ!赤ちゃんが起きちゃうわ///”
“ええやないかい!”
“あぁ、ぃやぁ〜ん///”
「え、ええやないかい////」
「え?」
「…え?///」
い、イカン!また妄想が先走ってしまった(汗)
(めちゃくちゃ似合うけどさ…絶対有り得ないもんな(苦笑))
「…あんなコト言っちゃったけどさ」
「ん?」
智くんはちょっとはにかんだ様に笑うと、七海の頭をそっと撫でた
「僕さ、本当はちょっと良かったなぁなんて、悪いコト思ってるんだ///」
「え?…何が?」
「だからね…家族は離れ離れになっちゃイケナイなんて言っておいてさ…
…こうやって赤ちゃんを抱っこして翔くんと歩いたらさ…」
智くんは七海を抱いたまま、コテンと頭を俺の肩に乗せた
「…なんか、本当の夫婦みたいに見えるかなぁって…思ったりして///」
「さ、智くん///」
Σくぉおおーーーッ!!なんっって可愛いんだッ!!!
いっそ七海を養子にしたいくらいですッ!!!///(←ダメに決まってるだろう)
「ねぇ、翔くん…今だけ、パパって呼んでも、良い?///」
智くんの余りの可愛さに一人悶絶していたら、更に強力な萌え爆弾が投下された