第16章 夫婦喧嘩は犬も食わない?、の巻
「…ぐすっ…うん、最初にお母さんに話した」
「母さん、なんて?」
「…くすん…育児疲れだろうから、ちょっと落ち付けって」
「…別に、旦那の肩もってなくね?」
「はぁあんッ?!(怒)」
俺の物言いが気に入らないのか、物凄い勢いで俺を睨む妹
…ガチで怖い(汗)
「と、とにかく、訳を話してくれよ。
イキナリ別れてやるの旦那の肩を持つなだの、訳解んないし(汗)」
「…話したくない。」
「………は?」
話したくない?!
「それじゃどうしようも無いだろうが?!」
「良いのよ!
お兄ちゃんはただ“お前は悪くない、あんなバカ亭主とは別れろ!”って言えば良いんだから!!」
「め、めちゃくちゃだな、お前(汗)」
「なによ!お兄ちゃんのばかぁー!ヘタレッ撫で肩ッ!!(号泣)」
「……」
何故に俺が悪口を言われにゃならんのだ?
「取り敢えず一回よく旦那と話しをしたらどうだ?」
「イヤよ!もうあんなじじぃの居る家には帰らないんだからっ!!(号泣)」
「帰らないって…そうだ!お前七海ちゃんはどうしたんだ?」
「……」
妹は急に大人しくなって、椅子に座り直した