第15章 智の会社訪問♪、の巻
「お、お前らっ…!!///」
「やばい、逃げろッ!!」
「ちょっと待てやッ!!!(怒)」
「………行っちゃった(汗)」
もう少しで翔くんとキスしようってトコで
何故だか村上さんと何時の間にか帰っていたオフィスに居た皆さんがお部屋に傾れ込んで来て
ソレを見た翔くんが怒りだして部屋を出て行ってしまった
「…お弁当、まだ残ってるのにな」
僕は残り少ないお弁当に蓋をした
それを包んで小脇に抱えて応接室を出ると、翔くんと村上さんの姿は見えなかった
「…ドコ行っちゃったのかな?」
時計を見ると、あと数分で1時になるところだ
「…お昼休み、終わっちゃうじゃん」
僕は残ったお弁当を翔くんの机の上に置いた
(…後で、ちゃんと綺麗に食べてくれるかな?)
「おや?大野さんお一人ですかな?」
翔くんの机の上を軽く整理して片付けていたら、後ろから声を掛けられた
「あ、部長さん!」
「櫻井は一緒じゃないんですか?…村上まで居ないな」
「えぇ、ちょっと(笑)」
「まったく、大野さんを放っておいて何処ほっつき歩いてるんだか…」
部長さんは腕組みして時計を見た
「しかも、もう昼休みが終わるって言うのに」