第15章 智の会社訪問♪、の巻
受付で教えてもらった場所にたどり着いて
カッコいく仕事をする翔くんの姿が見れるとどきどきわくわくしていた僕の目に飛び込んで来たのは
隣の席に座った同じ歳くらいのお兄さんと一緒になって、偉そうなオジサンをからかって遊んでいる翔くんの姿だった(←遊んでる訳ではないんだけどね(笑))
「……あのぅ///」
僕は取り敢えず近くに居た人に声を掛けた
「はい?何でしょう?」
「あの、僕…櫻井と同居の者なんですが、ちょっと届けモノがあって…」
「ああ、貴方が櫻井さんの!
へぇ〜…思った以上に綺麗な人だなぁ///」
「…え?」
「あ、済みませんこっちの話しです(笑)
…ちょっと待ってて下さいね?」
「はぃ」
その人に呼ばれて振り向いた翔くんが、僕の顔を見て、しまったって顔をした
「…翔くん、ちゃんとお仕事してなぃ///」
僕がちょっと怒った顔で言うと、翔くんが慌てて言い訳をし出した
「ち、違うんだ智くんッ!!
もう間もなくお昼休みだから、部長に早目の昼休みを取る提案をしていただけで、サボっていた訳では…」
「あぁああーーーッ!!!////」
翔くんの言い訳の途中で、隣に居たお兄さんが大声を上げた