第15章 智の会社訪問♪、の巻
時刻は間もなく11時を半分過ぎる頃
僕は約束した時間より早くに翔くんの会社に来ていた
(お昼休みに入る前に行って、翔くんがちゃんとお仕事しているか確かめなきゃ!)
僕は受付で翔くんの部署の場所を訊いた
「…あの、その…どうしても急いで届けたいモノがあって…行っても大丈夫でしょうか?///」
受付のお姉さんの顔を、伺う様に上目遣いで見る
「大丈夫ですぅ!もう間もなくお昼やすみですし、問題ありませんですぅ///」
「そうですか…ありがとう御座います(ニッコリ)」
「いいいえ、そんな////」
何故か赤くなる受付のお姉さんにもう一度お礼を言って、エレベーターに乗ると、教えて貰った階を押した
「…ちゃんと、お仕事してると良いけどなぁ…」
もし、ちゃんとしてなかったら…
「………どうしよぅ?」
そんなコトで翔くんのコトを嫌いになったりはしないけど、出来ればちゃんとしていて欲しい
(…と、言うか…カッコ良くお仕事してる翔くんが見たいなぁ///)
ワクワクしながら、エレベーターを降りると、何だか賑やかな声が聞こえて来た
「……?」
まだお昼休み前だよね?
って思いつつ、翔くんの居る部署の前へ
「………嘘(汗)」
見れば、賑やかな声の正体は…
「………翔くん………遊んでる(泣)」(←智くんには遊んでいる様に見えた様です)