第15章 智の会社訪問♪、の巻
「そわそわ…」
只今、11時30分
「そわそわそわ…」
後30分程で、昼休み
「そわそわそわそわ…」
つまり、もう間もなく愛しの智くんと一緒に夢のランチタぁ〜イム♪
…って訳だ
「そわそわそわそわそわ…」
「…櫻井お前な、そわそわ言ってとらんで真面目に仕事せんか(怒)」
書類を手に持ったまま、時計の前をそわそわ言いながら右往左往していたら
ぶっちょに怒られた。(←口に出してそわそわ言ってたんすね(笑))
「だって、部長!もうじき昼休みっすよ!!」
「…お前は小学生か」
「だってだってぇ〜っ!!!」
「だってじゃない!席に戻って時間まできっちり仕事しろッ!!(怒)」
ぶっちょに無理やり自分の椅子に押し込められて居たら、外出していた同僚が戻って来た
「ただいま戻りました〜」
「おお、ご苦労さん」
「だってぇ〜〜ッ!!!///」
「…櫻井くん、なにしとん?」
ぶっちょに頭を押さえ付けられて椅子に座らされている俺を見て、同僚が怪訝な顔をした
「だって!もうすぐ昼休みなんだッ!!めくるめくランチタイムなんだぁッ!!!///」
「…なんや、ソレ?」
同僚は首を傾げながら俺の隣の席に座ると言った
「ランチタイム言ったら、それ迄あの子まだ受付に居るやろうか?」