第15章 智の会社訪問♪、の巻
「ねぇ、翔くん…明日さ、僕…お弁当届けてあげようか?」
「へ?」
何時もの様にお代りのご飯をてんこ盛りによそりながら、僕は思い切ってそう切り出した
「ダメかな?」
「ダメかなって…どうしたの?急に」
「ん〜…明日僕バイト休みでしょ?…はぃ」
てんこ盛りのお茶碗を翔くんに手渡す
「ありがとう…明日って、ニノのお爺ちゃんトコ行く日じゃなかったっけ?」
「うん、でもね、ソレって午後からでしょ?
だからさ僕、翔くんと一緒にお弁当食べたいなぁって、思って…ダメ?」
「おぉ!!マジで?!智くんと一緒にお弁当ッ??!///」
「…うん」
ちゃんとお仕事してるのか確かめたいからお弁当を届けたいとは、流石に言えないので
僕は一緒にお弁当が食べたいからだって言った
(一緒にお弁当を食べたいって言うのは本当のコトだし…そのくらい、良いよね?)
翔くんはと言えば、一緒にお弁当やっほぅとか言いながら小躍りしている(笑)
「…ね?行っても良い?」
「勿論良いよぉ〜♪なんなら毎週来ても良いよぉお〜♡」
「…え?(汗)」