第14章 それぞれのバレンタイン♡、の巻
久しぶりに味わう激しいキスで、体の力が抜けて行く
そんな俺の体をしっかり抱きとめて
思う存分俺の口内を味わった雅紀が、最後にチュって可愛い音を立てて唇を離すと言った
「……ん〜…ちょっとだけ、チョコ味!」
「……バカ///」
「ははは、でも、俺はチョコ味よりニノ味が好き〜♪」
「……バぁ〜カ////」
「ふふ……さてと、帰ろうか?」
「……うん」
雅紀はコートを羽織ると俺の手を握って、その手ゴトポケットに突っ込んだ
「帰ったらチョコの代わりに、たくさんニノを食べよ〜っと♪」
「俺は、食いもんか」
「うんにゃ!俺の可愛い恋人〜♪」
「…んとに、バカだな///」
でも
仕方ないから
チョコの代わりに
抱かせてやるよ
今日だけ、特別に
……好きなだけ、抱いても良いよ
だってさ
バレンタイン…だもん
な?
雅紀…