第12章 しのぶと呼ばれたの~♪、の巻
俺はその夜、仕方なく智くんを車に乗せてニノの実家へ送り届けた
相葉くんには智くんがその前に電話で連絡を入れていた
渋々、何故か楽しげな智くんを見送り、その後ニノをしょうがないので相葉くんの所まで送った
すぐ戻るって言ったくせにナカナカ戻らないニノを今か今かと待ちながら過ごす事数時間
夜が明ける頃になって漸く戻って来たニノを乗せて、智くんの待つニノの実家へ急いで戻る
んで、智くんの帰りをソワソワしながら待っていたら、智くんから電話が掛かってきた
…で。
「Σいぃいやぁあああーーーっ!!!」
『ゔ…』
帰れなくなったってどうゆうコトよぉおおおーーーっ??!!
何故だっ!何故なんだっ!!
どおして俺と智くんまで離れ離れになんなきゃなんないんだ?!
何かあったらどうすんの?
俺の可愛い智くんの身に万が一の…
…万が一?
ま、ま、ま…
万が一って、何だ??!
ぬぉおおおっ!!!
いやだぁあああーーーっ!!!
心配過ぎて死ぬっ!!!
死んでまうぅううーーーーっ!!!!
「やぁ〜ん」
とち狂った俺の耳に、智くんの超絶カワユスな台詞が飛びこんで来た
「翔くん死んじゃったら僕も死んじゃうぅ〜」