第4章 奥様(♂)を家族に紹介! の巻
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「Σな、なんや急に!?」
しまった!つい興奮してまた声に出しちゃった(苦笑)
「な、何でもないよ(汗)」
俺は、急に大声を出した俺を怪訝そうな顔をして見ている同僚から顔をそらして、仕事に取りかかろうとした
んが。
(はぁ…俺は本当にダメな男だな…)
書類に目を通そうとしても、智くんのことが心配で一向に頭に入らない
堪りかねた俺は、思わず席を立った
「あ、あの、俺ちょっとトイレに…」
「なんやねん、そんなもん勝手に行けばいいやん…でかい方か?」
そりゃそうか、トイレに行くのに一々ことわって行かないよな(汗)
「あはは、ま、まぁな…あははは(汗)」
俺は訳もなくヘラヘラ笑いながら、トイレの個室に掛け込んで智くんに電話した
今日はバイトが休みだから家に居る筈だ
『もしもし?翔くん?』
「あ、智くん…今大丈夫?」
『大丈夫だけど…翔くんこそ大丈夫?仕事中なんじゃないの?』
「うん、まぁ…智くんの声が聞きたくなってさ、ははは」
『うふふ…翔くんったら///』
「えへへ///」
何時もと変わらない様子の智くん
良かった特に何も変わった事は無かった
なんて、ホッと胸を撫で下ろしていたら…
『あ、そうそう、今ね、弟くんが遊びに来てるの♪』
Σなんだってぇーっ!?(←笑)
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