第11章 二度目の新婚旅行、の巻
(見つかった…!!!)
「…Who are you?」
「……」
もう、逃げられない
そう思って、僕は振り向くとゆっくりと顔を上げた
「ΣNo way!!」
その子は、僕の顔を見て、息を飲んだ
「Was really alive?!」
「…え?」
其処に居たのは、15・6歳くらいの可愛い女の子だった
不思議の国のアリスが着ていそうな可愛らしいエプロン付きのワンピースを着て
片腕にテディーベアを抱いている
ちょっとウェーブの掛かった長い金髪には、白いフリルのリボンが付いていた
驚いて見開かれた瞳は、ガラス玉みたいに碧くキラキラと光っている
(可愛いな///…って、そんな場合じゃなかった(汗))
女の子は恐る恐る僕に近付いてきて、顔をマジマジと見た
それから可愛らしく首を傾げると、立てた人差し指をふっくらとした赤い唇に押し当てた
「But…Well meybe not you see」
「…は?」
(もう、英語なんか全然解んないし(汗))
固まる僕にその子がタドタドしい日本語で言った
「アナタハ、リョウ、デス、カ?」