第11章 二度目の新婚旅行、の巻
♪ジングルベ〜ル
ジングルベ〜ル
鈴が鳴るぅ〜♪
…てな訳で、もう間もなくクリスマス♪
(今年のクリスマスは何処に行こうかなぁ〜♪)
※皆さん、もしかして疑問に思ってらっしゃる方もいらっしゃるかと思うので、ちょっと補足ですが
潤くんと智くんが別れて、晴れて翔くんと智くんが正式に付き合いだしたのは、智くんのお誕生日とクリスマスの間だったと思って下さい
因みに
二人が新婚(?)旅行に行ったのは、さとちのお誕生日のすぐ後です※
(今年は思い切ってドドぉ〜んと休暇を取ってあるから、旅行にでも行きたいなぁ♪)
その日
愛しの新妻の待つ自宅への帰り道で、俺はそんな事を考えていた
だから、尚更思ったんだよね
あぁ、やっぱ俺らって、一心同体?
…みたいな(笑)
「智くん、ただいまぁ〜♪」
「翔くん、おかえりぃ〜♪」
何時も通り定時で速攻帰宅した俺は
何時も通りのぷりちースマイルでお出迎えしてくれた智くんの手に、何やら雑誌が握られている事に気付いた
「ん?智くん、なにそれ?」
「え?…あぁ、コレ?」
智くんは雑誌を自分の顔の前に翳して、眼だけを覗かせると言った
「旅行雑誌♪」