第9章 ハッピーウエディング、の巻
「あぁ〜、疲れたぁ〜〜」
帰宅するなり寝室のベッドの上に倒れ込んで、翔くんが死にそうな声をだした
「うふふ、お疲れ様」
僕はベッドに腰掛けて、グデッと寝転ぶ愛しの旦那様の頭を撫でた
式が終わってから、皆で移動して相葉ちゃんのお店で二次会をしたんだけど
二次会は相葉ちゃん考案の「相葉スゴロク」で大いに盛り上がって、僕らは深夜を過ぎてから漸く帰宅した
翔くんは沢山お酒を飲まされたのに、緊張を引きずっていたのか酔えなかったようで、顔ばかりを赤くしてグッタリとしていた
「いやぁ、マジで疲れたわぁ〜」
「大丈夫?」
あんまり疲れたを連呼するので心配になって顔を覗きこむと、翔くんがちょっと情けない顔で笑って言った
「ゴメン智くん、心配ばっかかけて…大丈夫だよ」
「そう?明日はゆっくり休んでね?」
「そうは行かないでしょ?
明日は智くんの誕生日なんだから…何処か行きたいトコ無いの?」
「ん〜ん、何処も行かないでイイの…翔くんが一緒に居てくれたら、僕はそれだけで良いんだもん」
「智くん///」
僕は寝転がる翔くんの横に同じように寝転んで寄り添った