第9章 ハッピーウエディング、の巻
「あぁっ!お父さんとお母さんもぉ!///」
「おぉ〜、さとちくん、可愛いねぇ〜」
親父、智くんを“さとちくん”呼び
「…酔ってもないのにさとちくんとか言うの止して下さい、アナタ
でも本当に可愛らしくて綺麗よ、智くん」
「ありがとう御座います////」
嬉しそうな智くんの声
…てかさ
「……俺の嫁(泣)」
(くっそ〜、本来なら俺が一番に見るべきなんじゃないのか?!)
立ち上がって部屋に入ろうとしたら、先行隊が一気に退室
「じゃ、大野さんまた後で」
「おーのくん、二次会の準備はもう出来てるからねぇ♪」
「さとちゃん、ほんっとにおめでとう!!後でねぇ〜♪」
「……可愛い」
「お〜、なんだなんだ、もう行くのか?俺はもっとさとちくんと…」
「アナタ(怒)」
「…ま、また後でなぁ、さとちくん」
「はぁ〜ぃ、皆さん、また後でぇ♪」
智くんに挨拶しながら会場に向かう皆さん
「………」
新郎、忘れられる(泣)