第9章 ハッピーウエディング、の巻
「智くん、早く早く!!」
「ちょっと、翔くん何もそんなに焦らなくても(汗)」
俺は相葉くんの店から自宅に速攻で戻ると、智くんを抱えて寝室に直行した
「だって、俺もうダメっ!!!」
「ば、ばかっ////」
バカだって言われようが、スケベだって言われようが、撫で肩だって言われようが…
ん?
最後のは関係無いか
とにかく、実を言えば、ブライダルショップで智くんの可愛い花嫁姿を見てから、ずっと落ち付かない気分だったのだ
(それを、“しよ♡”なんて可愛く言われりゃ、我慢の限界を超えても当然でしょう!!)
「はい、智くん脱いで脱いで!!」
「ぃやん、もぉ///」
通常では有り得ない速さで服を脱ぎ棄てて真っ裸になると、智くんの服を脱がしにかかる
俺の勢いに引いてるのか、智くんがイヤイヤと首を振ってナカナカ服を脱がせてくれない
「脱いでったら!」
「やぁだぁ〜!!///」
「何でやなの?」
「だって………翔くん、こわい///」
「え?」
こ、怖い?!
そそそそ、そんなっ!!!
「翔くん、何時もそんな風にしないもん
翔くんは、もっとこう…優しくしてくんなきゃイヤっ!///」
「さ、智くん…」