第9章 ハッピーウエディング、の巻
「……うん」
俺は手に持った結婚情報誌を握りしめた
(智くん待ってて!)
「今行くからぁーーーーっ!!!////」
「……恥ずかしいから、本屋で大声出すの止して下さい。」
「…………あ゙。////」
俺は雑誌をお買い上げして(←とうとうゼ〇シーを買ったらしい(笑))家路を急いだ
智くん
智くんゴメン
一瞬でも智くんにあんな顔させて
あんなに悲しい想いをさせちゃってゴメン
俺、今、自分で自分の頭を思いっきり小突いてやりたい気分だよ!!
そんな事を思いながら爆走すること暫し
俺は、たどり着いた我が家にマッハで駆け込んだ
ガチャバタンッ
「さぁ〜としくぅう〜〜〜〜んっ!!!///」
愛妻の名を呼びながら、真っ暗な廊下を突っ切る
「智くんっ!!!」
「……」
智くんは、電気もつけずに部屋の端っこで蹲る様に膝を抱えて座っていた