第9章 ハッピーウエディング、の巻
(ん゙〜…どれが似合うかな?
…てか、どれも似合うよな…逆に悩む(苦笑))
今日も今日とて、仕事帰りに本屋でゼ〇シーにかじり付いてウエディングドレスとにらめっこする俺
「…はぁ〜」
実は
智くんと結婚式を挙げるって話を妹としてから俺は
殆ど毎日の様に帰りに本屋に立ち寄っては、結婚情報誌を手に取って数時間ずぅ〜〜っと見ていた
(ん゙〜…てか、ミニだけは無いな
…流石に智くんにスネ毛を全部処理させるのは忍びない(汗))
「…はぁ、悩む」
俺は雑誌を棚に戻した
(だいたいさ、智くんに黙ってて良いのかな?)
ウエディングドレスだって智くんが着る訳だし、やっぱり自分で選びたいんじゃないのか?
そもそも本当に智くんはウエディングドレスを着たいって思ってんのか?
(妹発信の話だからな…怪しいもんだよなぁ…)
こうゆう時は異様に行動力のある妹は、早くも例の教会の予約を取ってしまったらしい
…しかも
「さとちゃんのお誕生日の前日よ!本当はお誕生日当日が良かったのに、都合が悪いなんて言って、牧師のヤツめ!」
…ってことで、日にちが決定したらしい(苦笑)
(牧師様に向かってヤツめって…罰当たりな(汗))
まあ、そんな訳で、半ば強制的に智くんの誕生日の前日に式を挙げる運びとなってしまったのだ