第9章 ハッピーウエディング、の巻
「んで?俺にどうしろって?」
お饅頭を口に入れ過ぎて喉を詰まらせた僕に、新しいお茶を淹れてくれながらニノが言った
僕はニノに淹れて貰ったお茶を啜って息をついた
「ふぅ……どうって…どうすれば良いと思う?」
「だから、質問に質問で返すのよしなさいって(笑)」
ニノがお饅頭を一つ摘んで僕の口の前に翳した
「…もう要らない(汗)」
「そう?じゃ、俺食べよっと♪」
そう言って饅頭を一齧りした
「一口にコソコソって言ったってさ色々あんじゃん?どうコソコソしてんのさ」
「ん〜…何か、見てる雑誌をぱっと隠したりとか
あと、最近ちょっと帰りが遅かったりして、どうしたのか聞くと残業だって言うんだけど、明らかに嘘っぽい」
それを聞いたニノが残りのお饅頭を口に放り込んで言った
「…やっぱ浮気じゃないの?」
「違うったら!!!」
「ホント〜?最近急にエッチの回数減ったりしてない?」
「してナイもん!!昨夜だって………あ。///」
言いかけて真っ赤になった僕を見て、ニノが悪い顔してニヤリと笑った
「ふ〜ん、相変わらずお盛んで」
「ち、違うもん///」
「はぁ〜、ご馳走さま!」
「……///」
ニノはお饅頭のお皿を手に取って言った
「大野くんカフェオレ飲む?」