第9章 ハッピーウエディング、の巻
「…翔くん、僕の顔……なんか、ヘン?」
「えっ?!」
夕飯の食器を片付けながら、智くんが眉を寄せて言った
「ななな、何で?!」
「…だって、さっきから僕の顔ずっとジロジロみてるから…」
「イヤイヤイヤ…それはその、なんだ…あ〜……可愛いから!!」
「えぇ?///」
あ、照れちゃって…本気で可愛い(笑)
(しかし、マズイな…妹がおかしな事言うから、妄想が止まんないじゃないか(汗))
要するに
何で智くんが不審がる程そのプリティーフェイスをガン見してたのかって言うと
昼間会社に押しかけて来た妹が、俺と智くんの結婚式を挙げようなんて言いだして
おまけに、智くんにウエディングドレスを着せようなんて言うもんだから
ついついウエディングドレス姿の智くんを想像してしまって…
あんなの似合うかな?
イヤこんなのも良いかな?
待てよこうゆうのも…
なんつって、妄想が暴走(笑)
で、気が付いたら、ずぅーーーっと智くんの顔を凝視してたワケ(苦笑)
(でも…きっと、ものすんごく綺麗だろうなぁ…///)
「ちょっと、翔くん!///」
「……あ?」
「あ、じゃないでしょ、もぅ///」
Σはっ…またやってしまった(汗)