第9章 ハッピーウエディング、の巻
「あたしさ、ちょっと心当たりがあんだよね〜♪
前に似た様なカップルが教会で結婚式を挙げたっていう…」
「え?キリスト教ってそうゆうの全面的に否定してんじゃないの?」
「なんかね、宗派によるみたいよ?そこの牧師さんは自分もそっちの人なんだってさ」
そ、そんな牧師さんってアリなの!?
「だからさ、其処でやるの〜♪
さとちゃんには内緒にしてさ…ドレスのサイズとかはあたしがさりげなく調べてあげるからさ~♪♪」
「ま、マジで!?(汗)」
「なによ!
お兄ちゃんさとちゃんのウエディングドレス姿見たくないの!?」
「そ、そりゃ…」
(見たいに決まっておろう!!///)←笑
前のめりになる俺を見て妹が満足そうにニヤリと笑った
「よし、決まり♪
じゃぁ教会押さえたらまた連絡すんね!土曜日なら何時でもイイでしょ?」
何時でもって…(汗)
「いやいやそんなに急にだな…」
「そんじゃあねぇ〜、またねぇ〜♪」
「こ、こら待て妹!!(汗)」
呼び止める俺を完全に無視してご機嫌で帰って行く妹
「……マジでかよ(汗)」
そりゃ、俺もそんなこと出来たら嬉しいし、智くんのウエディングドレス姿はめっちゃ見たいけどさ…
「本当にそんなコト出来んのか?」
俺は、妹が嵐の様に去って行った方を呆然と見つめていた