第9章 ハッピーウエディング、の巻
「へぇ〜、さとちゃんのお父さんがねぇ…うちのおっちゃんとは大違いね!」
「そうなんだよ…って、お前まだ親父の事おっちゃんって呼んでんのか?」
「良いのよ!“ちゃん”付けに戻してやったんだから!!」
「……そうゆう問題なのか?(苦笑)」
その日の昼休み
何時も通り智くんの愛情たっぷり愛妻弁当を食べようとしたら妹がやってきた
んで、ちゃっかり弁当を持参してきた妹と今一緒に昼飯を食っている所なんだけど
「この頃さとちゃんからあんまりメールが来ない!!」
って鼻息で弁当が飛ばされそうな勢いで、俺に、智くんに何かあったんじゃないかって尋問する妹に
先日の智くんのお父さんとの一連の出来事を話していたのだ
「さとちゃんのお父さんかぁ…きっとイケてるオジサマなんだろうなぁ…写真とかないの?」
「ねぇよ(苦笑)」
「なによ、使えないわね!写メくらい撮りなさいよ!!」
「んなこと言ったって、お前…」
「あ〜、そっかそっか…でも、それじゃ元気がなくて当然よねぇ」
(妹よ、話しを振っておいて無視すんのよせや(汗))
「もう用事済んだだろ、帰れよ」
「ん〜、何かさとちゃんを元気づけてあげたいよねぇ」
(…頼む、一回で良いから兄ちゃんの話しをまともに聞いてくれ(泣))
「あ、そうだ!良いコト思い付いたわ!!」
「……え゙」