第7章 思い出の別荘、の巻
「でさ、お宅らドコ行ってた訳?」
俺は漸く戻って来た、汗だくの二人を見て呆れながらそう言った
地下室で智くんと甘くて激しい一時を過ごした後
そのまま俺と智くんはその甘い余韻に浸りながら、相葉くんとニノが戻って来るのを待っていた
んが
いくら待てど暮らせど、二人は一向に戻って来ない
で、すっかり腰がくだけてしまった智くんを俺が抱きかかえて、リビングに戻り
そこでまた暫くの間待ってたんだけど
でもやっぱり帰って来ないので
俺は、俺に抱かれてすっかり夢の中の愛しい妻を寝室に運んでベッドに寝かせた
その後
もう一度リビングに戻った所で、漸く相葉くんとニノが帰って来たのだ
「裏でずっとテニスしてたんだよ!
二人とも運動不足だったから、もうくたくた!」
「……そんなコト言って、雅紀めちゃめちゃ元気じゃん」
「そりゃ、夜の運動の分の体力は取っておかないとねぇ♪」
「……バカ///」
「そっか、だから二人とも汗だくなんだね(笑)」
と
ニノがキョロキョロ部屋を見回した
「…で、大野くんは?」
「ん?今、部屋で寝てるよ」
「えっ?なに!?具合でも悪くなったの?お医者さん呼ぼうか!!?」
智くんが部屋で寝ていると聞いて、急に慌て出すニノ
俺は
ニノって、何だかんだ言って智くんに甘いんだよなぁ
とか思いながら言った
「平気だよ、ちょっと疲れて寝ちゃっただけだから」