第43章 我が家にヤツがやってきた!、の巻
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翔くんがお風呂から上がってから
…つい、ポロッと、もしも赤ちゃんが産まれてたらこんな感じだったのかなぁって言いかけてしまった僕は
そんな僕の呟きを解っていて解らないふりをしてくれた翔くんと、何時ものやつに興じていた
で、一頻り何時ものやつを満喫したあと、翔くんが僕の頬に優しく口付けて甘い声で囁いた
「もう、寝ようか?」
翔くんの言う『寝る』って意味が、ただ眠るって事じゃないのはすぐに解った
「……ぅん///」
僕は、気恥ずかしいのを堪えて小さい声で返事をすると、膝の上の空ちゃんの頭を撫でた
初めてお風呂に入って興奮して疲れちゃったのか、よく眠っているみたいだ
(これなら、今日は寂しがって吠えたりしないかな?)
そんな事を思いながら、寝ている空ちゃんを起こさない様に気を付けて立ち上がり
抱っこした空ちゃんを、ゲージの中にそっと下ろす
「……おやすみ、空ちゃん///」
「おやすみ。…智くん、行こ?」
「うん////」
空ちゃんにおやすみを言った後、翔くんに手を引かれて寝室へ向かう
…何時もの事なのに、僕はなんだか妙にドキドキしていた
「ね、智くん…なんか緊張してる?(笑)」
僕のドキドキを察知した翔くんが、ベッドに座ってにっこりと笑う
僕は、翔くんの膝の上に横向きに座ると
その胸にそっと顔を埋めた
「…うん、なんでかな…ちょっとドキドキしてるの////」
「どれ。」
「ぁっ////」
翔くんが、どれなんて言って、僕の胸を弄る
服の上から感じるとこを弄られて、ぴくんとカラダが跳ねた
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