第7章 思い出の別荘、の巻
(…暖かいなぁ…)
僕は翔くんの腕の中で、この上もナイ幸福感に包まれていた
(翔くんは、何時でも暖かくて、優しくて…
…僕の過去も、全部抱きとめて愛してくれる…)
そんな貴方の暖かさに…僕…溶けちゃいたいなぁ
(優しい翔くんは大好きだけど…たまにはさ、我を忘れる程に…僕を…溶かして欲しいな…)
「しょおくん、僕を溶かしてよ」
「え?」
「貴方の熱で……僕を溶かして」
「…智くん?///」
僕は貴方の首に腕を回して、出来る限り、色っぽく囁いた
「…たまには、壊れるくらい、愛してよ」
「Σ!!!////……さささ智くん!?」
ねぇ、駄目?
貴方が僕を、大事に大事に想ってくれてるのは良く解ってるよ
だからね
たまには見たいんだ
貴方が、どれほど激しく、僕を愛してくれてるのかって…
「僕のお願い…きいてよ…しょお…」
「智くん…でも、俺…///」
「…知らないの?」
「…え?」
僕は翔くんの耳たぶに噛みついた