第42章 アブナイ同窓会、の巻
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(やばい、なんか解んないけどやばい(汗))
酒が入った所為もあるんだか、俺らを囲んでいる野郎共の鼻息がどうにも荒くて、危機感を覚える
俺は、自分の隣にいる大野くんの方を見た
「ん〜……でも、楽しく一緒にお喋りしてた方が安全なんじゃないかなぁ、逆に?」(←両手をほっぺに添えて可愛く小首を傾げている)
「………(汗)(汗)(汗)」(←危機感がZEROなにゃんこに更に危機感を募らすわんこ)
「「「…………(ごっくん)」」」(←生唾を飲み込む同級生の皆さん)
(や、やばい……大野くんだけでも撫で旦那んとこに非難させなきゃ(汗))
俺は、これは本格的にやばいかもと思って撫で旦那を呼ぼうとした
……が。
「おっ!!
マジあったキャビア!!
しかもフォアグラにトリュフが乗っとるッ!!!
て言うかうまッ!!!!///」(←高級料理に大興奮の食いしん坊)
「…………」(←高級料理を頬張りながら遠ざかる撫でぃの背中を遠い眼で見詰めるわんこ)
(………使えない撫で肩め。)
俺は撫で旦那を見限って今度は潤くんの姿を探した
すると、誰かさんと違って常にキンキラキンのオーラを放っている潤くんの姿はすぐに発見するコトが出来た
……んだけど。
「いや、それはどうかな?
やっぱりソフトばかりをグレードupさせたところでハードの性能が追い付かないんじゃナンセンスだろう?
それにさ、結局は使う人間の問題なんだよ、解る?
つまりは一番重要なのは人材の育成と…」(←同級生相手にビジネス論を熱く語る社長さん)
「……………」(←バックに情熱◯陸のテーマソングが流れてそうな熱さにわんこドン引き)
(………使えない眉毛め。)
「………俺さ、今新聞社に勤めてんだよね」
「!!っ///」
マジみんな使えねぇとか思ってイライラし初めたら、すぐ後ろであいつの声がした
「な、何だよ急に来んなよ(汗)」
「ああ、ごめん
話し掛けたらマズかったかな?」
振り向いたら案の定あいつが居て、嫌な感じでニヤニヤ笑っていた
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