第7章 思い出の別荘、の巻
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「天蓋付きのベッドで寝るの初めてぇーっ♪♪」
「うふふ、もう翔くんはしゃぎ過ぎだから(笑)」
ニノたちが買い出しから戻った後、僕は腕を奮って料理を作った
翔くんは何時も通り「うんまい!智くん、めっちゃ美味いよっ!!」って言いながら僕が作った夕飯を食べてくれた
その後みんなでお酒を飲みながらオシャベリをして、今夜寝る部屋に戻ってきたの
「だってさぁ広いしぃ〜♪
智くん、見て見て!何度でも寝返りが打てるよ~♪♪」
「うふふ、良かったね翔くん」
翔くんは両手を伸ばして頭の上で手のひらを合わせると、ベッドの上をゴロゴロ転がった
「ぃやっほーい♪」
「ホントに、もう///」
かわいいんだから///
「智くんも一緒にやろうよ!」
「え〜?僕はいいよ」
「やろうって!楽しいから!!」
「イイって…きゃっ!」
翔くんが僕の腕を捕まえて自分の上に引き倒した
「あ、ゴメン…痛かった?」
「痛くはないけど…」
「へへ、智くぅ〜ん♪」
「んもぅ…しょおくんってば///」
僕を上に乗っけたまま優しく僕を抱きしめる翔くん
なんか、誤魔化しちゃったけど、きっと昼間の話しが気になってる筈だ
(けど…何があったのかなんて、言えないもん)
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